今週は水曜日と土曜日に
土砂災害の片づけに行って来ました。
まず、水曜日は安芸区坂町。
クライアントさんの実家地域の片付け。
砂防ダムが決壊して、
多くの土砂や木が流れてきて、
家屋に流れ込んでいました。
泥をスコップ掻き出し
猫車で外に捨てる。
その繰り返しでした。
家主さんが、
何度も何度も頭を下げ、
「ありがとうございました」
と言われる事に、心が痛みました。
そして、昨日は東広島市八本松。
クライアントさんの会社の付近の地区。
山陽道が開通して、
いつもと同じくらいの時間で
到着しました。
こちらも砂防ダムが決壊して、
土石流が発生。
多くの土砂が流れ出ました。
今回は、溝の泥をスコップで掻き出しました。
こんな泥のたまった溝を・・・
ひたすらに泥を掻き出す。
この溝に水を流さないと、
田んぼに水が行かず、
美味しいお米が出来ないんです。
だいぶ深かったので、
けっこうドロドロになりましたが、
お昼に出た、そうめんが滅茶滅茶美味しかった。
このそうめんは、
被災された事を知った
仲間が送って来られたそうです。
食べ物を送るというのも、
現地に行かなくても出来る、
復興の支援です。
また、木曜日に筋肉痛になり、
会社の近くの笑和というお店に
マッサージに行くと・・・
「ボランティアお疲れ様でしたね」
もしお時間が良かったら、
15分サービスで追加マッサージさせて頂きます」と
サービスしてくださいました。
広島で何度も講演してくださっている
NPO法人 ロシナンテス川原尚行さんに
教えて頂いた「ハチドリのひとしずく」という話があります。
かなり掻い摘んでいうと・・・
ジャングルが燃えています。
動物達が、森 から逃げていると、
ハチドリだけが、小さなクチバシに
水を溜めて、炎に向かって行きます。
そこでは、動物たちはハチドリに
「なぜキミは逃げず、炎にむかって行くのか」
ハチドリは、
「自分が出来ることをやっているだけです」と。
こんな話です。
復興支援というと、
現場に行ってスコップ持ってと
思われがちですが、
出来ることをする事が大事だと思います。
今、自粛自粛で、
イベントなど中止になっています。
懇親会も中止になっている所もあると思いますが、
震災で、酒蔵がダメージを受けているところがあります。
私が知っているだけでも、
白鴻の森川酒造や獺祭の旭酒造が
打撃を受けています。
辞めるなら、
そういうお酒を呑んであげるほうが、
復興につながると思います。
買っているCM枠を
自社のCMを流さず、
ACのCMに差しかえる企業が
増えるのも残念に思います。
しっかりと儲けて、
義援金や企業だからできる
サポートをする方がいいと思いますが・・・。
自分達ができることを、
無理しない程度に
やってみてはいかがでしょうか?