広島市中区にある
完全不登校に特化した学校保田学園で、
特別なコミュニケーション授業を行いました。
この学園では、
不登校や中学卒業・高校中退の生徒が
高校卒業資格を取得できる環境を
提供しています。
今回の授業には、4月から入学予定の
生徒さんの親御さんも参加されました。
雪の日の特別授業
当日は雪が降り、
何組かの親子が欠席となりましたが、
約80分間の授業を無事に実施しました。
親御さんにも参加していただく
特別な回だったため、
お子さんとの効果的なコミュニケーションを
テーマにした内容を組み込みました。
100万円争奪じゃんけんゲームで心をつかむ!
まず最初に
「100万円を手に入れたら何を買いたいか」を
考えてもらって、発表してもらいました。
“100万円メモ帳”を使った
“100万円争奪じゃんけんゲーム”を実施。
じゃんけんに勝ち続けた生徒さんと
負け続けた親御さんに100万円のメモ帳を
プレゼントいたしました。
ちなみに以前僕の母校の中学校で
やるとこんな感じでした。
良かったことを共有してポジティブ思考を育てる
授業の最後には、
子供チームと親御さんチームで
最近良かったことをシェアする
時間を設けました。
皆さんがポジティブな気持ちで授業を
終えることができたのは印象的でした。
ただ、親御さんの多くが
「最近良かったことは?」という質問に対して
答えに詰まる場面がありました。
日常生活で良いことを意識する機会が
少ないのかもしれません。
私が行う授業では、
良いことを見つける習慣を
身につけるために、
毎週この質問をしています。
保田学園の理念とサポート体制
元教師である保田先生が園長を務められています。
保田先生ご自身が学校の方針に馴染めず
不登校を経験を持たれています。
ここでは、
一人ひとりの生徒が自分のペースで
成長できる環境が整っています。
さらに、
中学卒業や高校中退の方が
高校卒業資格を取得できるという
支援体制を提供しています。
また、保田学園には
「自分が人にされて嫌なことは
絶対に人にしない、言わない」という
唯一のルールがあります。
この約束は生徒も先生も共通で守るものです。
感動のエピソード
つい先日、
1年半の間発表できなかった女の子が、
「ドラえもんのタイムマシンが手に入ったら?」
というテーマで発表をしてくれました。
彼女は、
「中学1年生に戻って、
ちゃんとしないと
今のような私になってしまうよ、
と伝えたい」
と、人生初の発表をしてくれました!
私も保田先生も感動でウルウルでした。
彼女が自分の言葉で思いを
伝えられたことに、心から感動しました。
今後の目標
コミュニケーションが苦手だった生徒たちが
少しずつ成長していることを実感しています。
保田先生も引き続き、
生徒さんや親御さんに寄り添いながら
支援を続けていかれることでしょう。
私も今後も保田学園の皆さんと一緒に、
コミュニケーションスキルの向上を
目指して取り組んでいきたいと思います。
詳細情報
詳しくは保田学園の公式サイトをご覧ください: 保田学園公式サイト